○
選挙管理委員会事務局長 昨年12月14日に行われた衆議院小
選挙区の
投票率は、全体が61.83%で、20代が38.93%となっており、おおむね全体の
投票率の6割程度となっている。
○
委員 投票率が低いことは問題である。期日前投票の場所をふやすなどの工夫もみられるが、今後の
取り組みはどうか
○
選挙管理委員会事務局長 24年度から新たな
取り組みとして、小学6年生、中学3年生向けの教材を作成した。また、期日前
投票事務への若者の
参加、
イベントでのPR、
話し合い活動、高校への
出前講座などにも取り組んでおり、継続して
投票率の向上につなげていきたい。
○
委員 市政に対する
市民の目が厳しくなっている。監査を行うことによって業務の改善は進んでいるのか。
○
監査委員事務局長 近年、特徴的なものが2つあり、1つは時間
外勤務手当の
処理誤りが、なかなか改善されていない状況である。制度が複雑なこともあり、
職員課で研修もしている。もう1つは、以前に定められた条例・
規則等が、現在の
事務執行に本当にあっているのかということの確認が必要であり、仕事に対する意識の改革も大事だと思う。
○
委員 明るい
選挙推進協議会と
白バラ会はどういった団体か。また、明るい
選挙推進協議会の
予算は十分な額なのか。
○
選挙管理委員会事務局次長 明るい
選挙推進協議会は、各地区の
自治推進委員の
委員長が会員となっている団体である。また、
白バラ会は、
市職員の若手が中心となり、
成人式などで
選挙啓発をしている団体である。
啓発活動が主であり、多くの
予算はかからない。
○
委員 投票率が低いこともあり、もっと
予算をかけて
啓発活動を行ってはどうか。
○
選挙管理委員会事務局長 若い人に対しては、もっと研究して
事業展開を行うことが必要と考えている。
○
委員 次の
参議院選挙では、
インターネットの利用が解禁となりそうだが、どのように考えているか。
○
選挙管理委員会事務局長 国会では、政党と
候補者個人の
インターネット利用を解禁する方向で、
調整が進められている。
公職選挙法が改正され、
インターネットの
使い方が定められたら、法律にのっとり適正に執行していく。
大要以上の後、議第2号のうち
選挙管理委員会・
監査委員関係の歳出については、
全員異議なく可決すべきものと決定した。
休 憩 14時23分
再 開 14時40分
2 議第39号
平成24年度
山形市
一般会計補正予算
〇歳入
〇地方債
財政
課長から説明を受けた後、質疑に入った。その主なものは次のとおり。
○
委員 切れ目のない
予算執行のための補正であると思うが、どの程度の
事業前倒しになるのか。
○財政
課長 通常、国庫
補助事業は、国の内示後に
事業に着手することになるので、例えば当初
予算に
事業を組んで6月に内示が来ると、設計、仮契約、事件決議等を経て9月末ごろの着工となるが、今回、補正
予算を活用すると、年度内に内示が来るため、6月から7月に着工できるなど、
事業が前倒しになり、資金も早く回転するようになるものである。
○
委員 当初
予算の
事業は、もっと早く発注できないのか。
○財政
課長 国の制度の中で、内示までは事前着工は認めないというスタンスが変わらない限り、状況は変わらない。ただし、省庁によって内示が早いところもあるし、また、震災のときなど国の手続きが滞っている場合などに、事前着工を認めたケースもあった。
○
委員 元気臨時交付金について、仕組みはどのようなものか。
○財政
課長 元気臨時交付金の仕組みとして、全国の
対象事業の地方負担額の合計に対して平均値として0.8を掛けた額が交付されるという、全国的な枠組みがある。ただし、自治体の財政力指数により、係数にも0.7から0.9までの幅があり、内示は、4月下旬ころになる。そのため、まずは確実と見込まれる1億円を
補助に充てて、残りの金額をどの
事業に充当するかは6月議会に提案させていただきたい。
○
委員 今回限りの手法と見ているのか。
○財政
課長 今回のような臨時交付金は、過去にも
平成21年度に公共投資臨時交付金があった。今後、同じような手法が出てくるかどうかはわからない。
○
委員 今後も今回の手法のような追加補正があれば市債を発行することになるが、財政規律の問題もあり、基本的な考え方について聞きたい。
○
財政部長 今回の追加補正に伴う起債は、通常の市債よりも充当率や交付税算入率が有利なものである。これからも大きな
事業を行う場合は起債が必要と認識しており、過度の財政負担とならないように、できるだけ有利な起債を活用するなど、財政規律を守りながら
事業を進めていきたい。
大要以上の後、議第39号のうち歳入・地方債関係については、
全員異議なく可決すべきものと決定した。
2 議第39号
平成24年度
山形市
一般会計補正予算
〇歳出
第2
款総務費 第7項
企画費
第3款民生費 第4項災害対策費
第9款消防費 第1項消防費
〇繰越明許費(東沢・高瀬・山寺地区過疎集落等自立再生緊急対策
事業、全国瞬時警報
システム自動起動機等緊急整備
事業、高機能消防指令センター整備
事業)
関係課長から説明を受けた後、質疑に入った。その主な
内容は次のとおり。
○
委員 過疎集落等自立再生緊急対策
事業はどのような基準で選定したのか。他の地域は
対象とならなかったのか。
○
企画調整課長 このたびの経済対策の条件に合致したものを挙げている。国の条件として山村振興法のエリアとなっている。
○
委員 紅花祭り負担金などは補正
予算に上げる必要性がある
事業なのか。
○
企画調整課長 制度の
対象となったものを挙げている。紅花祭りについても、地区の自立活性化に寄与する
事業で、もともとは市単独
事業であるが、今回の補正を受けて、国の
補助が10割となる。
○
委員 農作物有害鳥獣対策
事業は、季節的なものもあると思うが、3月に補正をしても4月から取り組める
事業なのか。
○
企画調整課長 今回は、追い払い用の機器、電気柵、防護網など、設置型のものを集中的に
予算計上している。
大要以上の後、議第39号のうち、歳出及び繰越明許費については、
全員異議なく可決すべきものと決定した。...